ペルソナ5好きならメタファーも楽しめる?PS5版を80時間でクリアして感じた違い

メタファー:リファンタジオのタイトル画面 ゲームソフト
PS5版の『メタファー:リファンタジオ』をクリアし、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』と比較します。

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』が面白かったから、『メタファー:リファンタジオ』も気になる。でも、同じように楽しめる作品なのか、気になりますよね。

ぼくは『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』を約50〜60時間遊び、追加ストーリーまでクリアしました。その後、PS5版『メタファー:リファンタジオ』を難易度NORMALでクリア。セーブデータのプレイ時間は80時間59分でした。道中ではある程度寄り道もしていますが、クリア後のやり込みは未プレイです。

先に結論を言うと、ペルソナ5が好きなら、メタファーもかなり楽しめると思います。 日程管理や仲間との交流など、遊んでいて共通する感覚がたくさんありました。

ただし、ぼくはメタファーを『ペルソナ5の上位互換』とは思っていません。いちばん魅力的だったアーキタイプの自由な育成は、同時に手間がかかる部分でもあったからです。どちらも別の良さがある名作だと感じました。

メタファーPS5版のゲームクリアデータでNORMALと80時間59分が表示されている
ゲームクリアデータはNORMAL・80時間59分。寄り道を含む筆者自身のプレイ記録です。

結論|ペルソナ5が好きならメタファーもおすすめ

『メタファー』は世界観こそ大きく違いますが、ペルソナ5を遊んだ人なら、初めて触るゲームとは思えないほどなじみやすい部分があります。

作戦に期限があって毎日の行動を考えるところ、仲間との関係を深めていくところ、独特で少し不気味な敵の雰囲気。ぼくはどれも、ペルソナ5で好きだった感覚に近いと思いました。

一方、戦闘と育成は別の面白さに進化しています。とくに主人公以外の仲間もジョブを変えられる点は、ぼくにとって非常に大きな変化でした。

比較項目ペルソナ5 ザ・ロイヤルメタファー:リファンタジオ
筆者のプレイ約50〜60時間、追加ストーリーまでクリアNORMALで80時間59分、エンディングまでクリア
日々の行動期限や日程を意識する期限や日程を意識する
仲間との交流コープなどで関係を深める支援者との絆を深める
キャラの育成主人公のペルソナ変更が中心仲間もアーキタイプを変更できる
戦闘弱点を突いて「1MORE」などを狙うプレスターン制、前衛・後衛の位置取り
舞台・物語現代の学園・怪盗もの国王選挙を軸にしたダークファンタジー

※プレイ時間は筆者本人の記録・申告であり、一般的なクリア時間の目安ではありません。

ペルソナ5と似ていると感じた3つのところ

作戦期限を意識しながら行動する

『メタファー』にも作戦の期限があります。目の前の目標をこなすだけでなく、限られた日数をどう使うか考えるので、この感覚はペルソナ5にかなり似ていました。

ぼくはペルソナ5を遊んでいたこともあって、行動の流れで大きく戸惑うことはありませんでした。

メタファーの作戦画面で6月21日の期限と残り10日が表示されている
作戦の期限を意識しながら、日々の行動を考える点はペルソナ5経験者にもなじみがあります。

仲間との関係を深めていく

仲間との交流が育成につながる点も共通しています。ペルソナ5ではコープを進めるのが楽しみのひとつでしたが、メタファーでも支援者との絆を深める楽しさがありました。

ただし、仕組みも物語上の役割も全く同じというわけではありません。似た遊び心地がある、という意味での比較です。

メタファーの絆ランクが上がり新たな能力が開放された画面
仲間との関係を深める要素も健在。画像は序盤に撮影した絆のランクアップ画面です。

敵の雰囲気にも共通するクセがある

敵のデザインや不気味な雰囲気にも、どこか共通する感覚がありました。もちろん登場する敵や世界観は別物ですが、少し異様で印象に残るデザインは、ぼくが両作品を近く感じた理由のひとつです。

最大の違いは、仲間全員を育てられるアーキタイプ

ぼくがメタファーで最も楽しかったのは、アーキタイプによる育成の自由度です。

ペルソナ5では、主人公がさまざまなペルソナを使い分ける一方、仲間にはそれぞれ得意な役割がありました。メタファーでは主人公だけでなく、仲間にも異なるアーキタイプを設定できます。

メタファーのアーキタイプ系統図でシーカーが表示された画面
アーキタイプの育成・変更が本作の大きな魅力。画像は序盤に撮影したシーカーの系統画面です。

これが想像以上に面白かったです。敵や進行状況に応じて、誰に何を担当させるかだけでなく、そもそものジョブ構成から変えられる。ひとつの役割を極めて特化させるか、支援もこなせる万能型にするか、試行錯誤する時間が楽しかったんですよね。

ただし、自由度が高いのは良いことばかりではありません。

仲間の育成まで考える必要があるので、どう育てるか迷う時間が増えました。ときには、主人公の育成に集中しやすかったペルソナ5のほうが気楽で良かったと思うこともありました。

育成を考える時間そのものが好きならメタファー。役割が比較的はっきりした仲間とテンポ良く進みたいならペルソナ5の良さもある。 ぼくはそんな違いを感じています。

戦闘はより戦略的に。格下の敵を倒しやすいのも快適

プレスターンと前衛・後衛で考えることが増えた

メタファーではプレスターン制の戦闘を採用していて、行動に関わるアイコンが画面上に表示されます。ぼくはその表示が分かりやすいと感じました。

メタファーのコマンド戦闘で行動アイコンと前衛後衛の表示が見える画面
戦闘中の行動アイコンや前衛・後衛の配置。弱点を考える戦闘が楽しめます。

ペルソナ5にも弱点を突くと有利になる戦闘の面白さはありますが、こちらは「1MORE」などの仕組みが中心。両作品の戦闘ルールが同じというわけではありません。

また、メタファーには前衛と後衛の概念があり、どのアーキタイプを使うかと合わせて配置も考えられます。仲間のジョブ変更と組み合わさることで、編成する楽しさがさらに増えた印象でした。

格下の敵をフィールド上で倒せる

戦闘の快適さという点では、格下の敵をコマンドバトルに入らず倒せる仕組みが気に入っています。

条件を満たす相手ならフィールド上で片づけられるので、弱い敵と何度もコマンド戦闘をする必要がありません。探索中のテンポが良くなる、地味だけどありがたい変更でした。

メタファーのフィールド上で敵に攻撃を加えた直後の画面
条件を満たす格下の敵は、コマンド戦闘へ移行せず倒せることも。画像は序盤のフィールド戦闘です。

※すべての敵を無条件で倒せるわけではありません。また、掲載画像は序盤のフィールド戦闘を撮影したもので、瞬殺の成立条件を実測検証した画像ではありません。

物語は学園・怪盗ものから、国王選挙のダークファンタジーへ

ゲームの進め方に共通点があっても、物語の雰囲気は大きく変わります。

ペルソナ5は現代の学園生活や怪盗という設定でしたが、メタファーは国王選挙をめぐるファンタジー。ぼくは、かなり重く、後味の悪い展開が多いと感じました。

メタファーの王都の街並みと画面右の日付や期限の表示
現代日本の学園生活とは異なる、国王選挙をめぐるファンタジー世界が舞台です。

雰囲気の明るさを期待して遊ぶと、少し驚くかもしれません。逆に、重厚でダークな物語が好きなら魅力になると思います。

この記事では、ストーリーの結末や重大な展開のネタバレは避けています。

クリアして感じた良かった点と、気になった点

いちばん良かったのは、仲間も含めて育成を自由に組み立てられること。 特化型にするか万能型にするか、試しながら進めるのが最後まで楽しかったです。

気になったのは、その自由さゆえに育成に時間がかかること。手間を楽しめる人には長所ですが、誰に何を覚えさせるか考えるのが負担になる人には合わない可能性もあります。

ぼく自身は、メタファーがペルソナ5をすべての面で上回ったとは思いません。どちらも同じくらい夢中になれた作品でした。

ちなみに、一緒に遊んだわけではありませんが、妻もメタファーをクリアしています。妻はペルソナシリーズ未経験で、コマンドRPGにもそれほど慣れていません。最初は難しく感じたようで、途中から難易度をBEGINNERに変更してエンディングまで進めていました。

この経験からも、RPGに慣れていない人は難易度を調整するのもひとつの方法だと思います。ただし、初心者なら誰でも簡単にクリアできるという意味ではありません。

どんな人におすすめ?

ペルソナ5で日々の行動を考えたり、仲間との交流を進めたりするのが楽しかった人には、メタファーもおすすめです。特に、仲間全員のジョブや役割を細かく考えたい人には、アーキタイプの仕組みが刺さると思います。

逆に、育成を考える時間をできるだけ減らしたい人や、重い物語が苦手な人は、購入前にその違いを知っておいたほうがいいかもしれません。

ぼくにとっては、ペルソナ5とメタファーはどちらも違った良さを持つ名作でした。

よくある質問

ペルソナ5を遊んでいなくても楽しめる?

メタファーはペルソナ5とは別作品なので、前作としてプレイしておく必要はありません。妻もペルソナ未経験の状態から始め、途中で難易度をBEGINNERに変更してクリアしました。ただし、コマンドRPGに不慣れだと最初は難しく感じる場合があります。

PS5版のクリア時間はどれくらい?

ぼくのクリアデータはNORMAL・80時間59分でした。道中である程度寄り道しています。全員が同じ時間でクリアできるという意味ではなく、クリア後要素も遊んでいません。

PS5版の動作は快適だった?

今回はPS5版を遊んだ経験によるゲーム内容の比較が中心です。フレームレートやロード時間などの定量測定は行っていないため、性能比較としての評価はしていません。

記事の画像が序盤ばかりなのはなぜ?

クリアデータからそのまま途中の場面を再訪できず、新しく撮影できたのが序盤の画像だったためです。記事の感想は実際にエンディングまで遊んだ経験に基づきますが、画像は撮影できた序盤の内容です。

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